【映画感想】バイス

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王様のブランチで紹介された時に、表に出てきていない話が見れそうで面白そうだと思っていたが、ようやく観に行けた。
アメリカのチェイニー副大統領を取り上げた作品で、クリスチャン・ベールが体重を増やした役作りも話題になった。

作風は一人の人間を取り上げたサクセスストーリーのようになっているが、汚い政治の世界を風刺したり茶化したりしながら進んでいくので、クスっと笑える演出がちょっとずつ差し込まれている。
それがくど過ぎないので、真剣な中での息継ぎをするような展開になっていると思う。

内容は若きチェイニーが政治に関わるようになってから、副大統領としてどんなことをしてきたかを描いている。
途中、大統領選を彼が諦めて一旦作品が終わりかける演出を入れるのだが、そこでかかってきた一本の電話により、本編となる副大統領としてのキャリアが始まることになる。
チェイニーがイラク開戦に踏み切ったのは、彼の関連する企業への利権のためだったいう解釈のようだ。

無口で正体を明かさないチェイニーが、大したことない若者から出世していく姿は、ちょっと異質なものを感じて非常に興味深かった。
でも、彼の成功は間違いなく奥さんに尻を叩かれたからだし、ずるい面はボスことラムズフェルドの教育の賜物なんだろうなと思わせる作りになっているかな。
ただ、彼自身の寡黙で何が取り柄か分からないけどしたたかな才能があることだけは、政治家への適性があったんだろうなと感心した。人間、何の才能が生きるか分からないね。

映画の終盤のシーンで、登場人物にこの映画がリベラル臭いと言わせちゃうところも、遊び心があっていいね。

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