【映画感想】シン・エヴァンゲリオン

本放送当時のTVシリーズから観ていた自分としては、ついに物語を終わらせるということなので、その幕引きを観てやろうという気持ちで観に行った。 TVシリーズの中盤まではSFと謎解き要素を散りばめた娯楽作のような感じだったのに、 後半は登場人物が他人との距離感を図る、精神世界の葛藤のような視点が中軸になっていってた。 正直いうと旧劇でストーリーは完結していると思っていたので、この新劇場版…

続きを読む

【映画感想】TENET

今時点で話題になっている映画テネットを観に行った。 何かの映画紹介で映像が面白そうだなって思ったからだが、ノーラン監督の作品はメメント、インソムニア、ダークナイトは観て好きな作品なので楽しめそうだなとは思った。 ただ、ちまたの感想を読んでるとストーリーが一度見ただけじゃ分からないとか、つまらないとか、ネタ要素が強そうな気が段々してきてはいたが。 (ネタばれあり) 多分監督…

続きを読む

【映画感想】スターウォーズ9 スカイウォーカーの夜明け

ああ、スターウォーズが終わってしまったんだな。 泣くほどではなかったけど、しみじみとしてしまった。 (ネタばれ) 予告映像で話題になっていた通り、本編は敵のラスボスとしてパルパティーンが復活。 旧作で死んではいなかったんだね。クローンなのかな?なんかそこら辺の説明はあったかな? パルパティーンはボスとして存在感があってよいのだけど、スカイウォーカーの話にはどうしても切り離せない…

続きを読む

【映画感想】バイス

王様のブランチで紹介された時に、表に出てきていない話が見れそうで面白そうだと思っていたが、ようやく観に行けた。 アメリカのチェイニー副大統領を取り上げた作品で、クリスチャン・ベールが体重を増やした役作りも話題になった。 作風は一人の人間を取り上げたサクセスストーリーのようになっているが、汚い政治の世界を風刺したり茶化したりしながら進んでいくので、クスっと笑える演出がちょっとずつ差し込…

続きを読む

【映画感想】ボヘミアン・ラプソディー

日本で興行収入100億行った話題の映画を、遅ればせながら観てきました。 クイーンは日本での人気が先行したという話もあり、日本人が好きなバンドだろうしね。 なじみのある有名な曲もいっぱいあるし、フレディ・マーキュリーの個性もインパクトあるし。 感想としては、映画として見やすい作品でした。 ストーリーも成功→挫折→復活(そして最期)とわかりやすい構成。 時系列の入れ替えとかコア…

続きを読む

【映画感想】検察側の罪人

原作は未読なんだけど、映画のCMを観たとき面白そうなミステリーだなとは思った。 けど、ジャニーズタレントのW主演がクローズアップされすぎていて、俺のような人間からすると、 女子がキャーキャー言うような映画だったら映画館で観るの止めようと考えていた。 けど、ネタとしてあえて観に行ってみたが、感想からするとまずまず楽しめるミステリーだった。 (ネタバレあり) ストーリーは、未解…

続きを読む

【映画感想】ハン・ソロ/スター・ウォーズ・ストーリー

スターウォーズのスピンオフ第二弾であるハンソロの前日譚。 本国では興行収入が芳しくなかったようだが、それに関係なくとりあえずは観に行くのである。 (ネタばれあり) 感想としては、思ったより面白かった。 少なくとも非難を受けるほどの内容とは思えない。 本作はハンソロという底辺から這い出てきてアウトローな活躍をする男が主人公となるので、 いわゆるジェダイが活躍するヒロイックな…

続きを読む

【映画感想】スターウォーズ エピソード8 最後のジェダイ

またスターウォーズの公開時期がやってきた。 3部作の中編ということで、登場人物の内面にスポットを当て、主人公側がピンチになるエピソード5的な内容だと面白いなと思っていた。 (ネタバレあり) 前作のラストでルークと対面したレイだが、ルークからジェダイとしての訓練を受けるのかと思いきや、すんなりそうとはならなかった。 世捨て人となったルークは、心に傷を負っているのかレイからの協力…

続きを読む

【映画感想】ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章

公開前も公開後も不評しか見ない本作。 原作を読んでいる俺も、ドラゴンボールを観た時の逆の意味での期待感を胸に、 観てきました。 ストーリー的には、アンジェロと虹村兄弟のエピソードを割と忠実に映像化している。 問題はキャラクターとスタンドの再現度なんだろうと思う。 キャラクターに関しては、仗助、承太郎、虹村兄弟はコスプレ感しかない。 実写にすると浮くなーって思う。 ジョジ…

続きを読む

【映画感想】22年目の告白 -私が殺人犯です-

元となった韓国映画は観ていないのだけど、地上波で放送した『藁の楯』を観て藤原竜也の屑キャラに興味を持ったのがきっかけで、今回も藤原竜也の屑キャラなのかと期待して観に行った。 よくできたサスペンスという感想です。 (ネタバレあり) 連続殺人事件が時効を迎えた後に真犯人を名乗る曽根崎という男が現れ、社会現象を起こす。 連続事件を追っていた刑事の牧村が、改めてその真相を追うというストー…

続きを読む

【映画感想】相棒 劇場版IV

シーズン15の13、14話を観て面白かったので、それと関連があるということで興味が出て観に行ったのだが、まずまず相棒のスペシャル版としては面白い作品になったのではないだろうか。 映画館は意外と高齢者が多かったな。老若男女楽しめる作品も少ないからね。 (ネタばれあり) 7年前の誘拐事件と国際テロ組織バーズのリーダーであるレイブンは何者で、何をしようとしているのかというストーリーの主軸…

続きを読む

【映画感想】ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー

エピソード4直前の物語を表すスピンオフ作品。 エピソード4の導入で書かれているデス・スターの設計図を反乱軍が盗み出す話だ。 ストーリーは、デス・スター設計者の娘であるジン・アーソが、 反乱軍の仲間数人とチーム<ローグワン>を組んで、 敵基地に侵入して設計図を手に入れるまでを描いている。 (ネタバレあり) 映画としては全体的に従来のスターウォーズよりも地味な感じ。 前半は…

続きを読む

【映画感想】シン・ゴジラ

観に行った人の感想を聞くと軒並み高評価だったので、是非観に行きたいと思っていた。 そして観に行った感想としては、素直に面白かった。 休日だったせいもあるが、公開から二ヶ月近く過ぎた今日でもまだ席はかなり埋まっていた。 (ネタバレあり) 怪獣映画と侮るなかれ。 これは大規模な災害と直面した日本が、それにどう対応するかをシミュレートしたパニック映画と言ったほうがしっくりくると思う。…

続きを読む

【映画感想】ズートピア

子供も大人も楽しめるという評判を朝の情報番組で観て、 6歳の娘の映画館デビューにもってこいかなと思って家族で観に行きました。 可愛い動物たちがいるだけなのかなぁという予想は見事に裏切られ、 中々せちがらい世間を見せつけられる作品となっている。 主人公はウサギのジュディでズートピアの婦警となる。 その相棒となるキツネの詐欺師ニックと組んで、ズートピアの難事件を解決するというス…

続きを読む

【映画感想】テラフォーマーズ

原作漫画はたまにヤンジャン買った時に読むくらいで、特に興味があったわけでもない。 しかし宣伝や例の批評が出るとにわかに興味が沸いてきた。 ドラゴンボールやルパン三世の匂いがするからだ。 映画の感想としては、今一な作品です。 盛り上がりに欠ける展開。アクションが売りなのに単調な動きでテンポが悪い。 キャラへの思い入れも薄くなる淡白な人物描写。 映像も古臭い。CGもチャチい。 …

続きを読む

【映画感想】スターウォーズ エピソード7 フォースの覚醒

今年一番の楽しみがエピソード7に当たるこの映画。 監督がJ.Jエイブラムスに変わったのが若干不安だが、予告映像を見ると楽しみのほうが上回ってしまう。 (ネタバレあり) 舞台は帝国が負けた30年後の銀河。 帝国の残党軍が「ファースト・オーダー」と呼ばれる組織を作って共和国へ挑戦してきている。 そして何故か雲隠れしたルークを探してファースト・オーダーと、対ファースト・オーダーのレジ…

続きを読む

【映画感想】キングスマン

何か前評判のいいスパイ映画という感じで観にいったのだけど、 全体的な感想としては、笑えるバイオレンス映画といったところでしょうか。 (ネタバレあり) 人類の殺戮計画を企てる多国籍企業と、それを阻止しようとするスパイ組織というよくあるストーリー。 「キングスマン」はそのスパイ組織で、スーツで決めて円卓の騎士のコードネームを持つという、古き良きイギリスのスパイ風味。一方悪の親玉であるサミ…

続きを読む

【映画感想】ルパン三世

正直言って実写版の発表があったときから期待なんてまったくしていなかった。 しかも見る前にルパン三点の批評を読んじゃったものだから、益々失敗作を観てやろう的なノリで映画館に行った。 一番気になるところはルパンファミリーと銭形だと思う。これに関しては最初からハードルを下げていたので、この際余り気にならなくなっていた。むしろルパンファミリーは似せようと努力はしていたよ。 ルパンが格闘…

続きを読む

【映画感想】アイアンマン3

前作までのアイアンマンもアベンジャーズも何も観ずに、ただ大型連休中に映画を観る中で何気なしに選んで見た作品。 でもまあ、前知識がなくてもなんとなく話がわかるくらいオーソドックスなヒーロー物です。 さすがアメコミヒーローだなって感じ。 主人公のトニーは心を病んでいて、そのせいか映画の雰囲気のせいかジョークのセリフもあんまり面白く無く、ていうかセリフもキャラクターもベタだな。 …

続きを読む

【映画感想】ホビット 思いがけない冒険

中学生の時に『指輪物語』を読んで以来の中つ国のファンとして、観ずにはおけない作品。 しかし本作の原作である『ホビット』が子供向けの作品だったせいもあり、原作は過去に1、2度読んだ程度。 果たして3部作にするほどの内容だったっけ?というのが鑑賞前の正直なところ。 (ネタバレあり) ストーリーは最初から霧降山脈を抜けたところまで。全体の4割くらい進む。 こんなに派手な展開だった…

続きを読む

『のぼうの城』映画感想

原作は未読だったが、歴史物が好きなので映画鑑賞に行った。 (ネタバレあり) 実話って書いてあるけど、詳しくはwikipediaの忍城のページなどを参照してください。 エンタテイメントなので事実との違いはあるが許容範囲内。 内容的にも上記的な意味においても、映画の感想としては爽やかなレッドクリフという感じでしょうか。 戦闘シーンは中々見応えがある。 ストーリー的にもだれると…

続きを読む

『踊る大捜査線 THE FINAL 新たなる希望』映画感想

テレビドラマの時は好きで、再放送もよく見てた。 それが終わったあとは面白かったのは吾郎ちゃんの出てたTVスペシャルくらいで、 映画2と3は正直面白くなかった。 ただ、シリーズ完結編ということで、とりあえず最後を見届けようと思って映画を観た。 (ネタバレあり) 連続殺人事件捜査としての物語は警察の内部犯行と誤認逮捕を軸に進んでいくが、 本作の真のテーマは警察組織の改革である…

続きを読む

『シャーロック・ホームズ シャドウゲーム』映画感想

前作も観にいったので、今作も観行くことにした。 (ネタバレあり) 前作同様ホームズの変人振りは顕著で、一方ホームズと距離を置いているはずの英国紳士ワトソン君も、結局ホームズとの友情を切れないのだ。 二人の掛け合いは少々ベタな感じかな。 そして今作は、いよいよモリアーティ教授との直接対決だ。 モリアーティ教授はタフでずる賢くて、原作と違って格闘の達人でもある。 これはも…

続きを読む

『ドラゴン・タトゥーの女』映画感想

原作小説も読んだので、早速映画を観にいった。 (原作小説の感想) (ネタバレあり) ストーリー的には、原作にかなり忠実ではなかろうか。 細部の変更や省略はあれども、ストーリーを追う分には大体同じだった。 大きな変更点は、ハリエットがいるところがオーストラリアではなくロンドンであるところや、 マルティンが最期対向車との衝突ではなく道路を外れて落ちてしまうところぐらいだろうか。 …

続きを読む

『相棒 劇場版Ⅱ』映画感想

1作目よりもはるかに『相棒』らしく、面白い作品だった。 ハーバード熱血教室よろしく「正義とは」みたいな命題を掲げているが、 基本的にはTVシリーズと同じく右京の「暴走する正義」の部分と思っていい。 (ネタバレあり) 警察や検察、政治家など権力を持つ者の犯罪を割と扱っていた『相棒』シリーズらしく、 今回は警察内部の犯罪を扱った物語である。 主軸の事件は、公安による自作自演で…

続きを読む

『ロビン・フッド』映画感想

リドリー・スコット監督による時代劇。 『グラディエイター』をより手軽に楽しめるようにした感じだろう。 20年ほど前にケビン・コスナーがやった時は、気のいい田舎貴族という雰囲気だったが、 今回はラッセル・クロウが主役だけあって、叩き上げの兵士なのだ。 ストーリー展開は本当に単純。 でも、シチュエーションはちょっと想像外だった。 誰もが想像するのは、イングランドのシャーウ…

続きを読む

『シャーロック・ホームズ』映画感想

一般的なホームズのイメージといえば観察と推理が長けているという印象だが、このホームズは推理をメインにしたサスペンス映画ではなくアクション・アドベンチャー映画だ。『ナショナル・トレジャー』に近い印象かな。 (ネタバレあり) ホームズとワトソンの関係性は、原作よりもはるかに対等である。 ホームズが実験好きで変人であるところは同じだが、この作品ではそれに加え格闘技が強い。これがいわゆ…

続きを読む

『王妃マルゴ』映画感想

AXN Mysteryでこちらもやっていたので、奇しくも懐かしの映画を連続で観ることが出来た。 『三銃士』でお馴染みのデュマの同名小説が原作。 サン・バルテルミーの虐殺事件を扱った作品として括られることが多いだろうか。 『三銃士』同様、主要登場人物に実在の人物が多く登場する。 舞台はユグノー戦争で荒れる近世フランス。 カトリックのフランス王室が取った作戦は、プロテスタントの…

続きを読む

『ジャンヌ』映画感想

この映画を映画館で観たのは、大学生の頃。一人で行った渋谷の東急文化村だった。 実はこの映画の前に『王妃マルゴ』という映画をここで観ていて、そこで『ジャンヌ』の宣伝をしていたので興味を持ったのだ。 内容は、ジャンヌ・ダルクの最後の二年間を描いたフランス映画である。 当時は「中世フランス」「十代の少女」「女騎士」というなんか可愛く格好いいイメージに興味があった。 観る前に堀越孝一氏の…

続きを読む

『ハゲタカ』映画感想

「腐った日本を買い叩く」でおなじみの、NHKのドラマの映画化。 TVドラマが面白かったので、すごく期待していた。 経済ドラマとして敬遠されがちなテーマだが、それでも映画化したしドラマの賞も取ったということは、ドラマそのものとして多くの人が面白いと思ったからだろう。 とかくTVドラマの映画化は期待はずれなことが多いが、この作品に関してはその例外の一つだったと思う。 基本線は…

続きを読む